Teaカルチャーホールへようこそ
『ベーゼンドルファーピアノコンサート』 -外国文化と茶文化の融合-
総勢15名のスタッフ、皆お茶が好きで、ピアノコンサートとのコラボに共感した掛川支部の仲間たちです。
戸塚支部長の発想のもとに“ヤッテみるか!”初めての試みに、総てが手探りでした。ウェルカムオレンジティーの蜂蜜の配合は?会場のレイアウトは?パンフレットは?“海外での美味しいお茶の淹れ方“の特徴を出すにはどうしたらいい?等など課題が山積。
午後7時から9時の打合せは瞬く間に過ぎて行きました。海外の水事情も皆で調べ、イラスト入りリーフレットは手造りです。10月20日本番。開場と共にウェルカムティーを54人のお客様へお出しします。ピアノコンサートに続いて第二部の『海外での美味しいお茶の淹れ方講座』が始まります。6つのメインテーブルで各々スタッフが講座を開始して4人分をお淹れし、同時にバックヤードスタッフが全テーブル残りの分を同じ条件で淹れます。このタイミングがとにかく難しかったのですが、何とか無事終了しました。貴重な経験となった音楽とのコラボ、これからの講座や呈茶の新しいスタイルの提案が出来ました。
この度の全国お茶祭り静岡大会in掛川を祝し、掛川支部でも記念事業を企画したいと考え5月より準備して参りました。2度の市の公募事業に不採択という不運を乗り越え、支部会員のチームワークと情熱で、お客様に喜んで頂ける催しが出来ました。私達スタッフも貴重な学習が出来たことに満足しております。
お茶のまち掛川・ピアノのまち掛川(数年前からヤマハのピアノ工場当地へ集約)・グローバルなものづくり企業のまち掛川だからできる企画でしたし、海外へ茶の文化を啓発する市民レベルの最初の一歩でもありました。また音楽文化を啓発したいという市内のガラ工房様と茶の蔵かねも様の社会貢献活動とのコラボが出来たことは感謝すべきことです。
終了後、3つの嬉しい言葉に出会いました。ピアノ演奏者佐藤元洋さんは「インストラクターさんが東京にも来て下さればいいのですが」と、スタッフから「生産者として放射性物質の風評被害で悲観していたが、皆様がお茶を愛してくれていて勇気を頂いた」と、招待客からは「社長へのお土産にしたい」等など。芸術の持つ力とお茶の持つ力が相まって感動を与えたことにより、多様な高い効果を引き出すことが出来ました。
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