静岡茶講座2ndの講師を勤めて |
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掛川市原谷小、菊川市小笠東小で静岡茶講座2ndの講師を担当しました。コロナ禍によって、誰もが経験の無い状況下、制約の多い講座となりました。(原谷小 親子24組48名
多目的ホール、小笠東小 児童 2クラス 43名 家庭科室)
県支部から示されたコロナ禍での制約は、フェイスシールド、透明マスク、手袋の着用、教室の換気、テーブル除菌、茶葉は事前に1人分をポリ袋に用意して、などなど。さらに、茶器は一人1セットを使い、給湯は1Lポットを講師と助手が手袋をして茶碗へ注ぐ。小さな茶碗一杯分の湯量はなんとも難しく、結局湯こぼし用にボール準備することに。会場が大変広い多目的ホールでは、携帯マイクを装着し、手元やホワイトボードの掲示物をプロジェクターでスクリーンに投影しながらでした。
そんな中でも、いつもと変わらない児童の反応や笑顔。淹れ方のデモでは講師の手元を見つめる真剣な眼差し。親子講座では、児童はなんとなくおとなしい。いつもより緊張?初めて急須を持つ児童は、手がおぼつかない。次回は、持ち方をデモのみでなくの実技でもやってみようと思います。質問タイムでは、お湯の温度で味が変わるのは何故?緑色のお茶とほかの色のお茶は同じお茶なのですか?お茶は体に良いのですか? と、鋭い質問が。
コロナ禍でのお茶講座は無理ではとも思っていましたが何とか実施することができ、とても貴重な経験となりました。 |
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講師 日本茶インストラクター 三角直道(11-2791) |
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浜松視聴覚特別支援学校の講座に参加して思う事 |
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「目は口ほどにものを言う。」マスクで口元が隠われているからでしょうか?
児童の真剣な眼差しが印象的な講座になりました。私といえばコロナ対策のお茶碗の消毒や、手順の違いに、慣れない手袋にとても緊張していましたが、児童の手話を交えての可愛い挨拶に一気に緊張がふきとびました。
講座が始まるとベテラン講師Oさんのマスクごしにもわかるビッグスマイルとインストラクションで児童の早くお茶を淹れてみたい!という気持ちが伝わって来ました。人数が少ないこともあり、思わず手を出しそうになりながらも上手にお茶を淹れることを見守ることができました。児童のなかにはお茶を日常的に飲んでなく、恐る恐る飲んでいる児童もみえましたが、お土産のお茶のことを知って家で淹れる時はどうしたらよいのかをキチンとメモをしていて感心しました。最後に外国籍の女子児童が手話を交えながら「お茶は苦くて嫌いでしたが、今日好きになりました。」と言ってくれたのがとても励みになりました。コロナ禍で家族とお茶をする時間を大切にしてほしいと願いました。
無事に講座が終わり、コロナに対応した片付けに少し手こずりながら、スタッフ全員が「今日は良かったね。」「来て良かった。」「手話を習いたくなったね。」と様々な制限はありましたが充実した講座になったことを喜びました。
とても良い経験となりました。ありがとうございました。 |
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助手 日本茶インストラクター 大下久美子(21-4630) |
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