NPO法人日本茶インストラクター協会静岡県支部・静岡ブロック
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静岡県支部主催「鑑定研修」のご報告(2/21)
鑑定研修 鑑定研修
鑑定研修 鑑定研修
静岡県支部主催「鑑定研修」のご報告

 今回の目的は、審査会の準備から片付けまで通して体験し、さらに鑑定もするというもので53名の参加がありました。講師は全国茶品評会の審査員や補助員を勤めたりする方あるいは経験者4名を招聘し、内質見本の採り方や湯の注ぎ方、茶殻のあげ方までプロの技を見ていただきました。講師らは栽培から製造流通にいたるまで、毎年現場指導にも携わる方であることから、現場の生の声も聞け、有意義な一日であったと推察いたします。講師も皆さんの質問に真剣に答えていたのが印象的でした。
 3つの研修を行いました。
 研修@では、沸騰直後の湯と沸騰後5分間沸かし続けた湯を普通審査法に準じて審査茶碗に注いで審査をしました。湯の沸かし方で香味が違うことは殆どの方が理解はしているようですが、自分の舌で比べたのは初めての方が多かったように思われました。そして皆さんもその違いを認識してくれたようで、今後のお茶の淹れ方等で活かされていくものと思います。
 研修Aでは、鹿児島産の8品種を使い普通審査法に準じた鑑定をしましたが、品種が全て違い品種の特徴がそれぞれで鑑定は難しかったと思います。どちらかと言うと互評会的な鑑定になり、品種の特性は堪能できたと思います。
 研修Bでは、3品種をそれぞれの感覚で表現をしあいました。従来の鑑定法ではなくその茶が醸し出す特徴を表現をする方法です。自分の感性で表現をする難しさを味わいながらも、いろいろな表現を楽しんでいただけたかと思います。
 その中のいくつかの表現を紹介しますと「ぶどう畑の棚の下でお茶を飲んでいるような香り」「ラン様の甘い香りの後にハーブ系のスッキリした香り、独特の渋味で香りに余韻がある」など、「思った以上に品種の違いを表現している」と講師も新鮮さを感じていました。
 今回の研修会は欲張りすぎた感もありますが、お茶の淹れ方指導などで使える材料がいくつも経験できたかと思います。アンケートのまとめは難しかったですが、次回に繋がる提案が多くありました。

研修担当 山下 唯好

事業名 鑑定研修
主催 日本茶インストラクター協会 静岡県支部
会場 静岡茶市場
開催日 平成22年2月21日(日) 10:00〜17:00
参加者 53名
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