今回のテーマは「お茶のいれ方教室」です。9月から静岡・藤枝市内で、10月からは茶業会議所の「出前講座」が県内各地ではじまります。何度も講師を経験されているベテランから未経験の新規認定者までを対象として、秋からの教室を前に一緒に何かできないかということになりました。
ワークショップ型の研修には、講義型の研修に比べ参加者が能動的になれる利点があります。質問でも意見でもよいのでまず何か発言してみる、率先して何かの役割をしてみることで何かしらを得るという考えです。今日は参加してよかったと思うような研修を目指しました。
参加応募者は約40名、体調不良などの理由で欠席された方が数名いましたので1グループ9〜10名の4グループを構成し、それぞれに講師経験者・テーブルスタッフ経験者・未経験者が3〜4名ずつを割り振りました。今回講師経験者が10名以上参加してくれたのは心強かったです。
さて、研修内容ですが、各グループにいれ方教室のテーマを提示し、時間内にLP(授業プラン)を作成し、その後に他グループとスタッフ側・児童側に分かれ実践する(模擬授業)という方式としました。対象は小学3年生12名・講義15分・実習30分の条件で、1班・2班には「チャから茶になるまで」の講義といれ方実習を3・4班には「静岡の茶業概要」講義といれ方実習というテーマを提示しました。茶をもむとはどういうことかという説明や茶業概要をどこまでわかりやすく平易な言葉で伝えられるのか等々すごく難しかったと思います。
予めグループの中心となるチーフ4名には指名と言うべきかとにかく依頼のメールを(強引に?)送り、LPを見ていただいていました。今回の研修は役割と時間の割り振りが全てです。つまり、LP作成のために必要な役割を決め、LP作成後は実践のための役割を決めます。その話し合いの場を仕切るのがチーフです。そして今回のチーフ4名はそれぞれの方法で話し合いを活性化することに成功しました。原賀さん、齋藤さん、金沢さん、戸塚さん、本当にありがとうございました。どの班からも活発な発言、笑い声が聞こえてきたのには正直予想を超えて驚きました。
午前中のグループワークは90分間の予定でしたが、予想通りLPを作り終えたグループはありませんでした。皆さん昼食もほどほどに作成や実践準備に大わらわの状態でした。
ともあれ、予定より10分遅れでいれ方教室の模擬授業(実践)がはじまりました。
模擬授業の講師役には今までテーブルスタッフは経験済みであるが講師役は初めての方にやってもらうよう予めチーフには伝えました。そして講師経験者にはテーブルスタッフ役未経験者の補助に入ってもらいました。 |