NPO法人日本茶インストラクター協会静岡県支部・静岡ブロック
ホーム
サイトマップ
静岡県支部の活動
ごあいさつ
イベント
研修会
セミナー
今後の活動予定
日本茶インストラクターとは
認定制度
通信教育講座
認定試験
会員の皆様へ
各種申請書・報告書
貸出し茶器について
呈茶エプロン販売
お問い合せ
静岡ブロック掲示板
求人情報
日本茶関連リンク集
静岡県支部事務局
所在地
研修会
ポイント
品種茶の研修会
 (R4.9/3 静岡県農林技術研究所茶業研究センター 菊川市)
 静岡県菊川市にある静岡県農林技術研究所茶業研究センターでは、様々な茶の研究が行われています。今回は茶の品種育成を担当されている鈴木康孝様、櫻井雅浩様、川木純平様に、品種育成方法の講義や品種育成茶園の案内、品種の試飲など、名前を公募した品種候補のお茶も含め、ご教授いただきました。貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。

 静岡県茶業研究センター様のご協力で「品種茶研修会」が行われました。
 最初に品種育成方法と試飲品種の概要を説明いただき、2班に分かれて18種類の品種茶の試飲と品種育成茶園を案内していただきました。
 私は茶商として仕入れの際、様々な品種に接しておりますので、試飲についてはさほど関心がなかったのですが、品種登録に至るまでの説明と実際に育成茶園を案内していただき、交配から個体選抜、栄養試験、特性試験、耐寒性・耐病性等も査定しながら、20〜30年かけて登録に至る(もちろん20年かけて育成しても登録に至らない品種もある)という話は、言葉では知っているつもりでしたが、全く理解できていなかったことが、自分のことながらショックでした。茶市場での取引の際、「品種は要らない」というセリフを良く耳にしますが、今後そのようなことがあったら、今回学んだことを説いて回りたいと思います。
 最後に、試飲の準備をする際「からあげ」という作業を行います。これは、網匙で茶殻を取り除く工程で、決してお茶請けに鶏のから揚げを用意するということではありませんので、豆知識として頭の片隅に入れておいてください。
静岡県支部長
日本茶インストラクター 和田 裕巳 (01-0278)
〜参加された方の感想〜
 品種茶の研修会に参加して、私が特に興味深いと感じたのが「時代やニーズによって品種の評価は変わる」というお話でした。以前は早晩性が重視されていましたが、近年は品種特性が着目されるようになり、サンルージュや白葉茶など、以前であれば個別選抜の時点で排除されていたような品種が認められるようになったそうです。今までにどのような品種が、どんなふうに生まれ、育成されてきたのか。時代背景や作り手の考え方を含め、より深く勉強したいと思いました。
 また、担当者の方が品種に愛着が湧くと応援したくなる、短所があっても長所を活かす方法を探っていくと語っていた際には、まるで自らの子どもについて話しているかのような愛情深さを感じました。茶園見学や試飲を含め、非常に貴重な体験をさせていただき、学びの多い研修会でした。
日本茶アドバイザー 近藤 帆風 (ア19-11953)
品種茶の研修会 品種茶の研修会
研究用の茶畑が見渡せる部屋で、県育成9品種、その他の育成7品種、品種候補2種の茶葉を見比べて各々記録用紙に記録 拝見盆に載せたお茶を3g拝見茶碗に入れ、7秒おきに各茶碗に熱湯を注ぎ、「からあげ」をする
品種茶の研修会 品種茶の研修会
品種名を公募していた品種候補茶2種。すみれ様の甘い香気の90-22-213と炭疽病に強く超多収性の95-7-35 交配用母樹の前で、どのように交配の作業をするかのデモンストレーション。おしべだけを残す作業はとても繊細
品種茶の研修会 品種茶の研修会
奨励品種選定試験を行っている畑。生育場所、早晩性や病気の調査をする。時代によって求められる茶が変化している。時代に合えば品種になる。       育種用ハウス
水や温度管理をしながら、品種になるかもしれない挿し木や苗木を育てている。育種担当の3人で、育成茶園の管理を行っている。
事業名 品種茶の研修会
主催 日本茶インストラクター協会 静岡県支部
開催日時 令和4年 9月3日(土) 13:30〜16:15
開催場所 静岡県農林技術研究所茶業研究センター(菊川市)
内容 品種育成方法や試飲、育成茶園の見学を通して、品種の育成から登録までの過程を学ぶ
参加者 20名 手伝い4名
ホーム
line
Copyright(C)2007 Nihoncha Instructor Association Shizuoka Branch. All Rights Reserved.