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紅茶製造体験研修会 (R5.9/23 村松二六氏製茶工場)
9月23日(土祝)、丸子紅茶を作られている村松二六さんの工場で紅茶製造体験研修を行いました。
お茶の芽がなかなか出ず、研修が中止になりかけましたが、二六さんが収穫に奔走してくださり、無事開催!県支部からの参加者は13人でしたが、貴重なオータムナルの葉をシェアするということで、他の団体の皆さまとの合同の研修となりました。
3班に分かれて工場内へ。特に印象に残ったのが、二六さんが立体駐車場からヒントを得てご自身で考案された発酵器。1分間に1回転するというカゴに私たちも「紅富貴」の葉っぱを投入させていただきました。
紅茶のできあがりを待つ間は気持ちのいい屋外で特別講義。本物の紅茶を作るために畑作りからこだわり、萎凋、揉念、発酵、乾燥の各工程のそれぞれの理想を追求する名人の製法について、参加者の皆さんは真剣な顔つきで聴いていました。
工場から漂ってくる青っぽい香りがなんとも言えない甘い香りになると、いよいよ試飲タイム。3回に分けてできた紅茶は、まずはストレートで、そのあとはミルクティーでいただきました。鼻に抜ける香り、キレのある渋み、コクと甘さを感じながら、ストレートなら〇班、ミルクティーなら□班の紅茶が一番合うなど、感想を言い合いながら楽しみました。
他の団体のお茶のプロや愛好家の方々とも交流ができ、丸子紅茶ファンの輪も広がった一日でした。お世話になった皆さま、ありがとうございました。
研修担当役員 日本茶インストラクター 滝澤静香(16-3808)
〜 参加者の感想 〜
当日は曇り空。今までのような暑さが落ち着き、過ごしやすい日でした。そのような中、全体で36名の参加者を3班に分けて実習が始まりました。
作業に入る前に、国産紅茶の品種や歴史、紅茶作りで大事なことなどのお話を、今日の講師で紅茶生産者の村松二六さんに伺いました。その後1班から順に作業場に入り、茶葉に直接触ったり香りの変化を感じながらの体験です。作業の合間に、発酵室の装置の発想や実現するための苦労のお話が大変興味深く面白かったです。そして、今でも日々考え研究されていらっしゃることに感心するばかりでした。
体験後に、1班から3班の紅茶を試飲したり、二六さん自らミルクティーを入れて試飲したりと、紅茶作りの体験は楽しく有意義な時間でした。この研修で得られたものを、これからに活かしていきたいです。
参加者 日本茶インストラクター 寺田絹世(13-3192)
事業名
紅茶製造体験研修
主催
NPO法人 日本茶インストラクター協会 静岡県支部
開催日時
令和5年 9月23日(土祝) 8:15〜16:00
会場
村松二六氏製茶工場 (静岡市駿河区丸子6775)
講師
村松二六氏(丸子紅茶製造、紅茶研究家)
内容
紅茶製造体験研修
参加者
13名 (他団体の研修と同時開催)
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